わたしたちの教会は、聖書にあるように「地の果てまで」イエス・キリストの福音の証人となることを目指して設立されました。16世紀のドイツで起きた宗教改革から始まったプロテスタントの精神や伝統をわたしたちは大切にしています。それは、すべての人が神の恵みによって聖書を通してキリストの福音を知ることができ、神を信じる信仰によって救われるというものです。
そこで、毎週日曜日にわたしたちは礼拝に集っています。
礼拝では、説教を通して聖書のメッセージが語られ、祈りや賛美が捧げられます。
初めて来られた時は戸惑うことが多いかもしれませんが、係がご案内するほか、礼拝のプログラム、聖書、讃美歌なども用意していますので、そのままいらして頂いて結構です。安心してご参加ください。
喧騒を離れてオルガンの美しい調べにひと時心の耳を傾け、静かな時をいっしょに過ごすことだけでも結構です。
わたしたちの教会の礼拝堂は2017年、宗教改革500年記念の年に新しく建て直し、献堂されました。礼拝堂に入ると、天を仰ぐような高窓から光が降り注がれます。それは会衆席にやさしく、あたたかくぬくもりのある光として広がっていきます。
ステンドグラスのプリズムガラスが強い太陽光を屈折させ、虹色のスペクトル光が時間の経過とともに消えては写り、時には正面の壁にも床にも映し出されます。神が天地のあらゆるもの、海や空を創造されたイメージをわたしたちに伝えてくれます。
この礼拝堂は「聖なる」空間です。ですから、天地を創造された全能の神の前にあっては、あらゆる国籍、年齢、男女などの違いや、宗派や教派の違い、あるいは信仰の有無にさえこだわらず、誰もが手を合わせて祈り、黙想する場となっています。不安や恐れに満ちた世界やストレスに満ちた生活から解放され、癒され、生かされることができます。
そういう意味でこの聖なる空間は「開かれた」集会(カーハル)です。世界中の多くの国々の言語で翻訳されている聖書の言葉を理解し、聖書を通して深い慰めや励ましを受けることができます。この聖なる空間で、わたしたちの内なる心は世界と再びつながります。自分は独りではなく、神に愛されていること。そのような安心感や勇気が与えられれば、たとえ世界は暗闇の中でも、きっと希望をもって安心して生きていけることになるでしょう。
新礼拝堂にはパイプオルガンが設置されています。このオルガンは外見が美しいだけではなく、人にやさしい自然の無垢の木で製作されています。このオルガンはオランダ人のオルガン製作者ライル氏がわたしたちの新しい教会の建物に合わせて設計してくださいました。しかも、建物だけではなく、何度も来日されてわたしたちと会い、オルガン奏者の意見を聞き、教会の人々の声や雰囲気に合わせて設計してくださいました。こうしてわたしたちの礼拝ではこのオルガンの音によってそれぞれ異なった人々の心の声が響き合い、ひとつになって神に捧げられるのです。
主日礼拝 | 毎週日曜日 午前10時20分から。 |
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子どもの教会 | 毎週日曜日 午前9時15分から。(幼児から中高生までを対象とした礼拝・分級) |
- 礼拝にお越しの際は、玄関で受付をお済ませください。受付を済まされましたら係の者が席までご案内いたします。礼拝堂に着席し予鈴チャイムが鳴るまで静かにお待ちください。
- 教会には聴覚支援システムがあります。雑音をなるべく排除して、司会者や説教者の声だけが明瞭に、直接聞こえます。遠慮なく受付に申し出て下さい。
- 聖書は新共同訳聖書、讃美歌は讃美歌21を使用しています。聖書と讃美歌は受付にて貸し出しを行なっています。
教会堂について
建築設計 | 株式会社一粒社ヴォーリズ建築事務所 |
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日本の教会建築の老舗中の老舗。教会建築を通して日本の伝道と深くかかわった設計事務所。わたしたちの教会の事情をよく聞いて下さり、今回の教会建築設計に携わって頂いた。全幅の信頼を寄せることの出来る設計者が与えられました。http://www.vories.co.jp/ | |
写真撮影 | 黒住建築写真事務所 |
当ウェブサイトで使用されている外観・礼拝堂の写真は黒住建築写真事務所様で撮影頂いたものを利用しています。 |
パイプオルガン
設計・製作 | ライルオルガン製作所(オランダ) |
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完成 | 2017年5月23日 |
音楽伝道礼拝アーカイブ
新礼拝堂設立後、音楽の賜物に恵まれた方々をお招きし、オルガン、合唱、独唱、器楽、室内楽による音楽礼拝などの様々な活動を行っています。ご奉仕くださいました方々に心から感謝いたします。
過去に行われた音楽伝道礼拝等のページです。